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ジョーズVS休日シフト

 

 

 

おひさしぶりです、なんぶです。

先週三人目を産みました。

女の子です。

 

以上です。

 

 

 

***

 

皆様いかがお過ごしですか。

私は直近のブログを書いたあと、仕事と育児に忙殺され、

ブログを書こうとしてもMacbookを破壊しようとする幼児たちとの戦いに疲れ、

Macを封印したためろくに書けない日々を過ごしていました。

 

そんな中三人目を身ごもり、

過去二回と比べてきっついつわり(当社比:普通の人の3分の1くらい)に苦しみつつ、

年末に向けて仕事も忙しくなり、夫は輪をかけて忙しくなり、

笑うしかない状況に笑いながら過ごしてたらコロナですよ。

 

二月末あたりから産院がピリピリし始め、

マスク着用必須(マスクは自分で調達・付近の薬局は軒並み全滅)・体温計測必須・通院時の付き添いNGから、

立ち会い出産もNGで入院中の面会もNGと来て、

これ、私は三人目だからいいけど一人目だったら病むだろうな、

そうじゃなくても二人目で上の子預けられなかったら詰むよなあと思い過ごしていました。

みんな妊婦さんに優しくしてあげてね。今大変だから。

 

というわけで色々家族と話し合いつつ出産に備えていたのですが、

上二人は生まれる気をなかなか起こさず誘導分娩で無理やり引きずり出したので

三人目もなかなか生まれないだろうとたかをくくっていました。

甘かった。

 

以下、まとめると「きつかった」です。

きつかったので記録に残しておきます。

 

序章「みるなっつってんだろ」

 

豊玉姫という神様がいます。

夫に「お産中見ないでね」と言ったのに約束破られて、

本来の姿であるでっかいワニ(サメのことだとも言われてるけど近年色々説があるみたい)になって産んでるのを見られて

里に帰ってしまった、安産の神様。

実家の近くにこの神様が祀られている神社があって、

一人目のときに「あー、のたうち回る姿はみられたくねえなあ」と思ったものです。

まあ夫は成り行きで立ち会う羽目になったんですが。

でもあのときはマックスの陣痛手前でお産が進まなくなり和痛に切り替えたからよかった。

まだ「いーだーいー」と泣くぐらいの姿しか見られていない。

 

陣痛マックスでのたうちまわったあの姿は、私も見られたくない。

 

 

第一章「和痛はできないよ休日だから」

 

その晩は妙に腹が張って、変な感じがせず寝付けないでいました。

そもそも次男が暴れまくってなかなか床につかなかったし。

夜中も腹痛が出たり引っ込んだりで、嫌な予感がし、

腹に向かって「もう少しゆっくりしてください」と念じてみるが遅かった。

 

三時あたりから、一人目のときに分娩室に連れて行かれたとき並の痛みが来、

四時ごろから定期的になったので産院に電話。

もう身じろぎをするだけで激痛が走る状態。

 

 

 

五時過ぎ病院へ。「んー子宮口は2センチかなあ?だいぶやわらかいねー」そうですかハアハア。

 

「あと、今日麻酔ができる医師がいないので和痛できないです」

 

…わかりましたあきらめます。

 

 

第二章「生まれたいなら生まれてきて」

 

色々検査後、一旦陣痛室へ。朝ごはん出してもらったが食が進まない。

入院から二時間時点で子宮口2.5から3センチ。今回も進まねえなと諦める。

しかし今回どんなに痛くても和痛にはしてもらえないのである。絶望でにごり始める瞳。

全然寝てないので時折意識が飛ぶが、痛みで引き戻される。

虚ろと化していく意識の中、思い出したのは昔見たテレビ。

「歌うことでお産の痛みを感じなくなるんです!」

うっそだーと思いつつ、歌うのは恥ずかしいので痛くなってきたら腹から発声してみる。

 

 

痛みは緩和されないが、気は紛れる。

こうして五時間ほど、痛くなるたびに発声で乗り切る。やっててよかった発声練習。

 

 

 

第三章「おふろはいってみない?」

 

「は?」

「お風呂に入ると、筋肉の血流がよくなって、陣痛の痛みが和らいだりお産が進んだりするんですよ」

 

一向に進まないお産に焦れてるのは私だけではない。助産師さんが手を打ってきた。

しかし私はすでに少しでも体を動かすと激痛が走るのだ。動きたくない。

でも今回どんなに痛くても麻酔科の先生は来てくれないのだ。

覚悟を決めてお風呂に。

 

…めっちゃ温かい。

きもちいい…

アロマオイルとか入れてあってすごくいい匂い…

 

 

「…すごく…よかったです…」

「そうですか!よかった!!」

 

この後30分ほど陣痛が和らぎ、呼吸で凌げる程度になってつかの間休むことができた。

 

 

第四章「このすがたをみられたらしぬ」

 

普通の発声でもたなくなってくる。

「アー」が「ヴァー」になり、暴走するエヴァの雄叫びと化すまで時間はかからなかった。

 

「あ、子宮口が5センチ超えましたよ!分娩室に行きましょう!!」

 

分娩室はコロナ対策で飛沫よけシートが下げられ、

助産師さんたちも完全防備。

あ、私病院にきてからここまでずっとマスクしてます。

この時点で「きつかったらそろそろマスク外してもいいですから」とは言われましたが、

もうそんな余裕はなかった。

 

夫が持ってきてくれたCKBがかかる分娩室。

お産の準備が進む中、聞こえてくる「てんやわんやですよ」

ああ、一人目はお産が進まなくなったときにかかってたのが「いっぱいいっぱい」だったな…

 

「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

かなり無理目の激痛が襲いかかってきて、分娩台のサイドバーにしがみついてあらん限りで叫ぶ。

もう人の声ではない。

「上手よ!その意気!!」え、いいの?

これはよいらしく、叫んでいるうちにパシャンと破水する。

「よし、そろそろいきんでみましょうか」え、もう?

 

「そう!声を挙げずに!下腹部に力をこめて!」

「そう!目はあけて!!」

「いいですよ頭出てきた!」

「はい!目開けたままで!!」

 

修造のように励ましてくれる助産師さんたち。

 

この間サイドバーにしがみついて片足を上げた状態で目をひんむいていきんでいたのですが、

これ夫に見られたらしねますね。そらきれる。

 

入院して11時間、ようやく戦いが終わった。

 

 

 

終章「カメラ出しておいてよかった」

 

戦いが終わり、助産師さんが色々写真をとってくれました。

 

 

でもこの写真、夫以外に見せられない。

 

***

 

こうして三人目にして、母子手帳に「自然分娩」が刻まれました。

がんばった。

がんばった自分。

難産の家系でよくがんばった。

 

入院中も、コロナ対策で産院は大変そうでした。

他の産婦さんとの交流もゼロ。

退院手続きのときに少しお話したけど、

初産でわからないことだらけだと不安そうだった。

 

でもまあ、このご時世に無事生まれてきてくれて、よかった。

ただそれだけです。

落ち着いたら、豊玉姫様が祀られている神社にお礼を述べに行こうと思います。

author:なんぶくみこ, category:日常, 19:07
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